マリンパークでは様々な生き物を飼育展示し、それぞれに専門のスタッフがいます
このコーナーでは毎月、各担当の飼育係が生き物や、飼育エピソードなどを紹介しています

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2008年9月1日更新
日替わり水槽


皆さんこんにちは!今月の話題を今回担当する高倉です。
今年3月にマリンパークニクスに入社してまだまだ数ヶ月。
日は浅いですが、どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。
さて、今回クローズアップしたのはイソギンチャク。

この水槽では現在



ハタゴイソギンチャク イボハタゴイソギンチャク

タマイタダキイソギンチャク シライトイソギンチャク センジュイソギンチャク


の5種類を飼育しています。ここでは日々風景が変わるのです。


その前に、イソギンチャクの飼育に大切なポイントを。それは光と水流です。
イソギンチャクの中には光合成を行う種類もいます。じゃあ植物なの?
と思うかもしれませんが動物です。
植物は光合成を行う細胞があるので自ら行っていますが、イソギンチャクは
「褐虫藻」と呼ばれる小さな生物に行ってもらっています。

また、イソギンチャクは触手を持っています。ちなみにここに毒があります。
この触手は自分から積極的に獲物を捕まえにいくというよりは、
大きく広げて流れてきた獲物が触手にひっかかるの待っています。
さあ、本題に戻りましょう。
日々風景が変わるとはどういうことなのかといいますと、イソギンチャクが歩き回るのです!
イソギンチャクが動く理由はもっと強い光や程よい水流が当たる環境を求めるためです。
種類によって移動する頻度は違いますが、この水槽ではイボハタゴイソギンチャクが
一番居場所を変えます。
という訳で、一週間イボハタゴイソギンチャクの移動する様子を観察してみました!
一日目。。。
壁際にいますね。これからどこへ行くのでしょうか?
二日目。。。
写真で見て右の方に動きました!イソギンチャクが密集しています。
お客様の中には気持ち悪いなんて声もありました(笑)










下の写真が密集のアップなのですが、確かにすごい光景・・・。
全部で3匹のイソギンチャクが集まってますよ。



三日目。。。
今回はあまり移動せず・・・。というかより密集していますね。
四日目。。。
あ!離れましたね!孤立したのか、独立したのか。
きっとイソギンチャク達の中で何かあったのでしょう。
五日目。。。
縮んだ!?いえいえ、コンパクトに体をまとめています。
全身が波打っているような感じになっているのがわかるでしょうか?
六日目。。。
写真で見て手前の方へ行きました。
この辺りは水槽の真ん中ぐらいのところですね。
七日目。。。
三日目同様あまり移動はなかった様です。
ここが気に入ったのでしょうか。
以上、一週間どれくらい動くのかの観察でした!
いかがだったでしょうか?結果としてみると少し地味な内容になってしまいましたね(苦笑)
こんな風に今担当している水槽はどれも毎日変化が起こっていて、
大変だったり面白かったりします。
これからも沢山の生物と向き合いながら共に日々成長していきたいと思います!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

おまけ


イボハタゴイソギンチャクを撮影してる最中、こんな風にカクレクマノミから見られていました(笑)
飼育課 高倉類